レグルスのヒナ1

いつもの朝なら、ランボとイーピンが暴れながら綱吉の部屋に入ってくるか、全身黒尽くめの殺し屋の赤ん坊―今は綱吉の家庭教師だが―が愛銃で強引に綱吉を起こしにくるのだが、今日は違った。

ペチペチと頬っぺたを叩かれた。
始めは気のせいだと思いそのまま寝ていたのだが、またペチペチと叩かれた。
感触から言って子供の手だろう。
リボーンが起こしに来たのかとも思ったが、あの赤ん坊はこんな優しい起こし方はしない。容赦なく銃をぶっ放してくる。
かと言ってランボやイーピンでも無い。もっと小さい―――

「う〜」

と意味のない声を上げ、綱吉がゆっくりと瞼を上げる。まだその瞳はまどろんではいたが、次の瞬間パッチリと目が開いた。
目の前には綱吉の眠りを妨げた人物がいた。
ようやく綱吉が目覚めたことが嬉しいのかソレはにぱーと笑った。
綱吉は混乱したまま起き上がるとソレを抱き上げた。

「だ〜♪」

目の前の人物・・・赤ん坊は楽しそうな声を上げた。


※レグルスのヒナT※


(な、何で赤ん坊がオレの部屋にいるんだ?いや、そういえばリボーンも赤ん坊だった…ということはこの赤ん坊もアルコバレーノ!?)
綱吉の脳内は絶賛混乱中だった。

(でも、この顔は………)
「オメーそっくりだな」
「リボーン!!」

綱吉が声に振り向くと、先ほどまで寝ていたのだろう、ハンモックに乗ったまま上半身だけ起き上がり楽しそうな声で言った。

「これ、リボーンの仕業じゃないのか!なんでオレの部屋にこんな赤ん坊がいるわけ。どうなってんだよ」
「うるせーぞ、まだママンは寝てるんだ。余り騒ぐな。それにそいつの手首に何か巻き付いてるだろ」

リボーンに言われて綱吉は赤ん坊の手首を見た。 確かに紙が手首に巻きついている。
綱吉はその紙を赤ん坊を傷つけないようにゆっくりと解いた。
中に文字が書いてある。手紙のようだ

『やあ、十年前のオレ。
 あいかわらずダメライフを満喫しているかい?
多分リボーンがいるから難しいとは思うけど。
 実は、折り入ってお願いがあるんだ。
 恐らくこの手紙を読んでいるということは、目の前に赤ん坊がいるだろう。
 もちろんリボーンのことじゃない。
 自分に良く似た赤ん坊が。
 その子、実はオレの子供なんだよね。
 ちょっと今、トラブッててこっちでは完全にはその子を守れないみたいなんだ。
 そこで、悪いけど一週間ほど預かっててもらえないかな?
それぐらいでカタを付けるから。
ダメって言われても、無理だから。大人しく諦めようね。
ちなみにその子の名前は                  だ ら。
全部終わったら、その子は         から
じゃあ、後はよろしく
綱吉 』

「なんじゃそりゃ〜〜〜〜〜!!!!」
盛大に叫ぶ綱吉にリボーンはハンモックから飛び降りそのまま踵落しを喰らわした。

 


※あとがきみたいなもの※
 勢いだけで書いてます。


>>2